2026/06/14 15:48
音楽家ショパンの足跡を辿る旅へ
今回のポーランド旅で、どうしても訪れたかった場所があります。
それは、ポーランドが世界に誇る作曲家、フレデリック・ショパンの足跡をたどることです。
ショパンゆかりの地を訪ねてみたくなり、ワルシャワに到着しました。


ワルシャワの街を歩いていると、ショパンの名を冠した施設やモニュメントを至るところで目にします。ポーランドの人々にとってショパンは、単なる歴史上の偉人ではなく、今もなお愛され続ける特別な存在であることが伝わってきます。


ピアノの音が流れる生家 ― ジェラゾヴァ・ヴォラ
ワルシャワから西へ約50km。緑豊かな田園風景の中にある小さな村、ジェラゾヴァ・ヴォラを訪れました。
公園を歩いていると、どこからともなくピアノの音色が聞こえてきます。その先に現れる白い建物が、ショパンの生家です。

小さな館内には家族の肖像画や楽譜などが展示され、ショパンが生まれ育った当時の空気を感じることができます。


華やかな観光地ではありませんが、木々に囲まれた静かな空間には、どこか特別な空気が流れていました。
ショパンが幼少期を過ごしたこの場所には、彼の音楽の原点となった風景が今も残っているように感じます。

生家の前に広がる庭園には、印象的なショパン像が佇んでいます。少し身をかがめながら静かに考え事をしているような姿。
その視線の先には生家があり、幼少期を過ごした故郷を見つめているかのようでした。

緑あふれる庭園には小さな池があり、鳥のさえずりとピアノの音色が響きます。
旅の中でも特に穏やかな時間が流れた場所で、しばらくベンチに腰掛けながら景色を眺めていました。
ショパンが今も息づく街、ワルシャワ
ワルシャワの街にもショパンの足跡が数多く残されています。
ショパンの心臓が眠る聖十字架教会では、多くの人が足を止め、静かに祈りを捧げていました。


また、若き日に学んだワルシャワ大学周辺や、ショパンゆかりの場所を案内する「ショパンベンチ」など、市内を歩くだけでも自然とショパンに出会うことができます。
ベンチのボタンを押すと、《夜想曲(ノクターン)》や《子犬のワルツ》などショパンの楽曲が流れます。街歩きしながら自然とショパンの音楽に触れられる、この街らしい仕掛けです。

観光地としてではなく、文化としてショパンが受け継がれている。
そんなワルシャワの姿がとても印象的でした。
ポーランドの記憶を持ち帰る
今回の旅では、ジェラゾヴァ・ヴォラのショパンショップでショパンの生家をモチーフにしたトートバッグを見つけました。
生家のショップで見つけたトートバッグは、ショパンが生まれた場所をモチーフにしたもの。
ショパンの音楽が流れる庭園、生家を囲む緑、穏やかな空気。このバッグを見るたびに、そんなポーランドの風景が思い出されます。
ショパンの故郷の空気を、皆さまにも少しでもお届けできる嬉しいです。